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乳幼児の保護者への注意

家庭内にスマートフォンやタブレット端末が普及した現在では、就学前の乳幼児も保護者の端末で遊ぶ機会が増えています。 しかし自由に使わせておくとゲームなどに夢中になり、声をかけても反応せず、端末を取り上げるとイライラして怒り出すなどの依存による弊害も出ています。 このように、小中学生のお子さんにスマートフォンを買い与える前でも、乳幼児に家庭内で保護者が注意するべきことがあります。

スマートフォンを渡したままにしない

保護者のスマートフォンを子どもに時間を決めずに使用させると、依存になる危険があります。
必ず使用時間を決めて、時間になったら使用をやめさせることが大切です。

運動不足に注意

幼児期には玩具を使って身体を動かすことも健全な成長には欠かせませんが、スマートフォンで遊ぶ時には座ったままです。
公園に行ってもベンチに座ってスマートフォンで遊ぶようになってしまっては、運動不足で肥満体質になりかねません。

刺激による目や脳への影響

スマートフォンを利用しているときは、かなり近い距離で画像や文字を見ることになり、長時間の使用は目の筋力低下を招き、近視になる危険性が高いと言われています。またゲーム中には目や脳に強い刺激が与えられ、脳が興奮状態になります。そのため就寝前に端末を使用すると睡眠が浅くなる可能性があります。 睡眠は子どもの成長期には特に重要なので、寝る前にはスマートフォンを使わせないようにしましょう。

サイレントベビー

「サイレントベビー」とは、泣いたり笑ったりする感情表現が極端に少ない赤ちゃんのことです。
その主な原因は、
・親がスマホに夢中になるあまり、赤ちゃんと遊んだり会話するコミュニケーションの時間が少なくなる。
・スマートフォンの育児アプリを多用して赤ちゃんをあやし、目と目を合わせたお互いの表情確認がおろそかになる。

赤ちゃんは泣くことで、周囲とコミュニケーションをとろうとしています。その時に抱っこで触れ合い、、言葉であやすことで、親子の関係が築かれていきます。
おむつが濡れても、おっぱいが欲しくても泣かないサイレントベビーに育ってしまうと、保育園、幼稚園に入った時に、周囲と関係が築けない危険があります。
育児中の保護者の方は、このようなスマートフォンの弊害に十分に注意してください。

子どもはスマートフォンに興味を持ちますが、便利さの裏側には成長への弊害があります。
現代の「しつけ」として、スマートフォン正しく使えるようにしてあげてください。

◎サイレントベビーについての参考サイト 公益社団法人日本小児科医会

http://www.jpa-web.org/

http://www.jpa-web.org/dcms_media/other/smh_poster.pdf