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モデル事業

(4)佛教大学エル・ネット「オープンカレッジ」モデル事業報告

佛教大学衛星通信推進協議会
(佛教大学)

1.エル・ネット「オープンカレッジ」等の番組の公開講座への利用について
     本学では、佛教大学と開設講座を受講される方々が共に学び、共に考え、共に語り合う、生涯学習の振興のために開放されたシティーキャンパスとして「佛教大学四条センター」が設置されている。今回のモデル事業においては、地域との連携を図るべく、エル・ネット「オープンカレッジ」の本学収録講座を受信放映するとともに、本学収録講座に関連した内容の公開講座を、同一講師が四条センターにて開講した。また、その中の1講座について、関連内容の生涯学習ツアー(臨地ゼミナール)を実施した。
 
2.施設としてのメリットについて
 

 公開講座、および放映講座(エル・ネット「オープンカレッジ」の受信放映講座)を実施することにより、特に四条センター受講者の、エル・ネット「オープンカレッジ」に対する広報面で効果があった。また、実施講座の受講者から得た評価から、生涯学習センターの今後のあり方と学習ツールを利用した講座開講に向けての検討が可能になった。

 
3.受講者の反応について
   放映講座の受講者数は延べ150名であり、各講座を視聴された方々の反応は全体的に好評であった。放映講座は、単純に受信放映する講座であるため、講義途中での退室などの不安もあったが、受講者は真剣に視聴されており、講義の内容と放映講座の持ち方に対する関心度の高さがうかがえ、放映終了後に拍手で締めくくられた講義もあった。
 公開講座の受講者数は、延べ470名であり、各講座を受講された方々の反応は放映講座と同様に好評であった。これは、対面学習講座であることと、テーマが地域に密着した“京都”であったことも評価に加味されたのではないだろうか。講座終了後は、講義内容について講師に質問をする受講生が列をつくっていた。
 生涯学習ツアー(臨地ゼミナール)は、「京の祭り」をテーマに祇園祭「綾傘鉾」会所での現地学習を実施した。現地では、多くの「綾傘鉾保存会」の方々の協力を得て、熱心な講論が展開され、受講者からたいへん高い評価を得ることができた。
   
4.情報提供(広報)のあり方について
    公開講座、および放映講座についての情報提供(広報)は、四条センターが発行している『講座案内』への掲載で行った。この『講座案内』は四条センター会員に郵送配布されるとともに関連機関にも配布されている。また、今回のエル・ネット「オープンカレッジ」4講座のハイライト部分を、約25分にまとめたダイジェスト版を作成した。ただ、広報についても、地域を含めた関連機関等との連携がますます必要となるのではなかろうか。

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